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    戦災殉難者追悼会

    今を遡ること79年前の昭和20年(1945)3月10日未明、浅草を含む東京の広い範囲が第2次世界大戦末期の東京大空襲によって灰燼に帰した。多くの方々がこの大空襲の犠牲となり亡くなられ、浅草寺境内では国宝に指定されていた旧本堂や旧五重塔が焼け落ちた。東京大空襲以外でも、第2次世界大戦中には多くの方々が尊い命を落とされた。
     この戦争でお亡くなりになった方々へのご供養として、浅草寺では毎年3月10日午後2時より、本堂で一山住職が出仕する戦災殉難者追悼会を厳修している。本年も一山住職が同法要に出仕し、常行三昧の法式にて阿弥陀経を読誦し、戦争の惨禍の犠牲となった方々へのご供養を申し上げた。
     本年はこの定例法要に先立つ同日午前、墨田区の東京都慰霊堂で営まれた春季慰霊大法要において、浅草寺が法要を厳修した。浅草寺一山法善院住職塩入亮乗師導師の下、浅草寺一山住職数名が勤仕して十方念仏の声明と自我偈(妙法蓮華経如来寿量品)、お念仏(南無阿弥陀仏のご名号)をお唱えした。