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仏生会・花まつり

仏教の開祖であるお釈迦さまは、今より約2500年前の4月8日、現在のネパールにあるルンビニでお生まれになった。この日、各地の寺院ではお釈迦さまのご生誕を奉祝する「仏生会」が営まれる。「仏生会」は、一般には「花まつり」の名で親しまれている。
　当寺もこの佳日を悦び、本堂内陣にお釈迦さまのご生誕にまつわる奇瑞を描いた「仏誕図」を掲げ、一山総出の仏生会法要が厳修された。本堂および参道にはお釈迦さまの誕生仏が奉安された花御堂が設置され、貫首大僧正をはじめ一山住職、ご信徒の皆さまが誕生仏に甘茶を灌ぎご生誕をお祝いした。これはお釈迦さまご生誕の折、天より龍が舞い来たりて甘露を灌いだという故事に由来する。本年より、当寺の会講の1つである「御茶湯月参講」よりご奉納いただいた新しい花御堂も1基設置され、境内は終日慶祝の雰囲気に包まれていた。