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修正会
修正会とは「正月に修する法会」の意味である。浅草寺における修正会は大晦日より1月6日までの7日間にわたって1日1回本堂で厳修されるものであり、内容としては主にご本尊観世音菩薩さまへの密教供養と、追儺である。法要中、導師が密教の法式によって観音さまへの供養を始めると、式衆の一山住職達は声明「散華」をお唱えする。この声明の最後に「所願成弁観自在尊」の文言が唱えられると同時に、堂内では拍子木、大太鼓や鉦(鐘)の大音声(乱声)がけたたましく鳴り響き、追儺の儀式に入る。追儺では鬼の面を持った住職と、それを追い掛けながら霊木とされる柳の枝を地に打ち付け、音を立てて魔を払う役の住職の2人が、本堂内陣を数周する。この間、導師は観音さまへの供養を続けている。追儺の儀式が終わる頃に導師の供養も終了し、厄除けや五穀豊穣、諸願成就などが祈念された。
大晦日の一会も含め、本年の修正会も七会が魔事なく厳修された。