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涅槃会
2月15日は毎年、日本や中国の仏教寺院で涅槃会が厳修される日である。
涅槃とは梵語nirvāṇā(ニルヴァーナ)の漢訳音写であり、元々は「迷いのなくなった境地」すなわち悟りを意味する言葉である。これが転じて現在はお釈迦さまのご入滅、お亡くなりになったことを指すようになった。
2月15日午前10時、本堂では「涅槃図」が内陣御宝前に掲げられる中、涅槃会の法要が厳修された。貫首大僧正大導師の下、出仕した一山住職は声明「散華」と法華経の内「安楽行品」をお唱えした。その後法要は五重塔院に場所を移して続いた。スリランカ・イスルムニヤ寺院より頂戴した仏舎利をお祀りする仏舎利塔の下にて法華経の内「如来寿量品」が読誦され、お釈迦さまへの報恩謝徳の念が新たになされていた。