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    夏安居研修

    2019.09.01

    夏安居研修 慈恩寺本堂

    当山では毎年「夏安居」と称する僧侶の研修講義・旅行を行っている。現在、国指定名勝の「伝法院庭園」および本坊の重要文化財建築「浅草寺伝法院」は、文化庁や有識者の会議「保存整備指導委員会」のご指導のもと、修復を行っている。本年の講義は、指導委員会の委員で、庭園・建築をご専門とされる3人の先生をお招きし、下記のテーマを以て行われた。

    亀山章 東京農工大学名誉教授
     「伝法院庭園の保存と整備」

    龍居竹之介 日本庭園協会名誉会長
     「日本の庭の流れと伝法院庭園」

    光井渉 東京藝術大学教授
     「境内空間と寺内組織」

    講義では指導委員会がこれまで行ってきた保存整備の内容と今後の展望、また建造物としての伝法院の変遷と当山の歴史についてご指導を頂いた。
    研修旅行は7月29日より2泊3日の行程で実施した。第1日目は鳥羽天皇の勅願寺として知られる山形県寒河江の慈恩寺を参拝。元和4年(1618)に建立された本堂内には重要文化財に指定されている仏さまが多く安置されており、一躰一躰ご住職による丁寧なご説明を頂戴した。
     第2日目には定義如来西方寺へ参拝。平貞能の御廟である旧本堂は昭和初期の建立で、当時の緻密な彫刻が今に伝わる。また、秘仏本尊を安置する大本堂は平成11年に建立された総青森ひば白木造の美しい建築であった。引き続き大崎八幡宮を参拝。伊達政宗により建立された国宝の社殿は桃山建築を代表するもので、左甚五郎の作と伝わる彫刻が随所にみられた。
     第3日目は仙台瑞巌寺を参拝。本堂は大崎八幡宮と同じく伊達政宗による建立で国宝である。参道には悲母地蔵を安置する復興地蔵堂が建立されている。この場で東日本大震災によって亡くなられた方のご冥福をお祈りし、本研修旅行を満了した。