菊供養会
日程 10月18日
場所 本堂
行事日が近づきましたら、「今月のお知らせ」にて詳細を掲載する予定です。
 春の桜に対し、秋の菊。その図柄は天皇家や天台宗の紋章にも用いられております。
  さて浅草寺の菊供養会は明治30年(1897)、第19世貫首 奥田貫昭大僧正の法話「観世音菩薩と菊慈童(きくじどう)」がきっかけとなり、翌年明治31年(1898)9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」より始められた行事です。そして戦後10月18日と定められました。
  古代中国の周という国に穆(ぼく)という国王がおりました。この国王がかわいがっていた「慈童」という召し使いがおり、ある日、この慈童が国王の寝室を掃除中に誤って王の枕をまたいでしまいました。当時これは罪になる行為であったため、慈童は深山に追放になってしまいました。罪とはいえ、寵愛する慈童をふびんに思った国王は、釈尊より賜ったという『観音経』の経文の一部をそっと慈童に授けたのです。慈童もそれを忘れることがないように「菊」の葉に書き写しておいたところ、その葉にしたたる雨露が谷川に流れ込んで霊薬となり、これを飲んだ者は長寿を保ったという「菊慈童の故事」があります。この話から菊の花を酒に浮かべて飲めば延命が得られるとして、重陽の節句の「菊酒」の習俗などが生まれました。
  浅草寺では菊供養会の当日、ご信徒の持参する献菊(小菊、境内にて授与)と、すでに献花された下供菊とを交換することで賑います(この交換した菊は陰干しした後、枕の下に敷いて寝ることでご利益があるとされています)。また先の故事を受けて、菊の葉に『観音経』の経文「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼」を書写して長寿の祈願をした「菊のお守り」も授与されます。他にも本堂では午後2時から法要が営まれ、境内では「金龍の舞」の奉演が行われます。
浅草寺寺舞>>
 

菊供養会では、「金龍の舞」が奉演される。 この日参道では献菊もお求めいただける。 浅草寺幼稚園園児による「菊の献華」。
本堂は菊を交換するご信徒で終日賑わいを見せる。 華やかな雰囲気の中、本堂では読経が行われる。 中国の故事に由来する、この日に限り授与される「菊のお守り」には、延命長寿のご利益がある。
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